2023年長崎県職員募集
長崎県人事委員会
職種紹介

社会福祉

【主な配属先】福祉保健部、こども・女性・障害者支援センター、各福祉事務所、各振興局(各県立保健所)など

子どもが笑顔で支援の必要がない社会を目指して
平成31年度入庁
長崎こども・女性・障害者支援センター
こども・女性支援部 相談支援一課

澤 春香

さわ
はるか

※勤務先は令和3年度時点

 非行や不登校をはじめ、子どもたちを取り巻く問題は実にさまざま。私は児童福祉司として、子育てに関する相談・支援および児童虐待に関する介入・支援などを行っています。忘れてはならないのは、私個人が子育ての良しあしをジャッジする立場ではないということ。子どものより良い暮らしのために何が必要か。保護者の意思はもちろん、何よりも子ども自身の将来を考えて、学校や保育所といった地域の支援機関などと連携しながら必要な支援を検討しています。
 この仕事の難しさは似たような事情であっても、同じケースは一つもないということ。育ってきた環境や学校での様子、友だちとの関係性の築き方。丁寧なヒアリングを繰り返しながら情報収集し、より良い方向に導けるよう努めています。私は県職員になる前は民間企業(接客業)に勤務していました。お客さまと接する機会も多く、その時に学んだ心地よい間合いや接し方の経験が今の仕事にも生かされているのではないかと思います。
 過不足のない介入や援助のあり方など、1人では判断しきれない難しいケースも。そんな時は抱え込まず、同僚や上司に相談できるので安心してください。大変なぶん、子ども本人や保護者、支援機関の取り組みによって、より良い変化の兆しを目の当たりにできるところに喜びを感じます。さまざまな制度や支援が充実しても、必ずそのはざまの部分は存在します。取りこぼしのない支援実現に向けて、経験値を上げていきたいと思います。

私が考えるナガサキのミライ

 子どもが将来、暮らしやすいと感じられる長崎県にしたいです。教育、福祉、就職など生活を取り巻く環境を、いろんな選択肢の中から自由にチョイスできるようになるのが理想。「こっちはうまくいかなかったけど、こっちはどうだろう」というように。子どもたちだけでなく、すべての世代に複数の選択肢が与えられ、自己決定のできる環境を整えていくことができれば笑顔の輪が広がっていくはずです。私たち社会福祉職もその一翼を担っています。より良い長崎県のミライを想像しながら、夢に向かって突き進んでいきたいです。

先輩からのメッセージ

 親の転勤のたびにいろんな地域に住んできました。進学と就職で県外に出ましたが、子ども時代を過ごした長崎県のミライに携わりたいと思い、社会福祉職を志望。あたたかく魅力的な地域の皆さんに育ててもらったからこそ、現在の自分があります。児童福祉司となった今、経験と知識が豊富な職員から学ぶことが多い日々。長崎県のより良い福祉について一緒に考え、取り組んでいきましょう。

休みの日の過ごし方

 音楽を聴いたり、映像コンテンツを楽しんだりしながらリフレッシュ。仕事柄、子どもたちと接する機会も多いので、共通の話題ができたらいいなと思い、流行っているアニメなども見るようになりました。