2023年長崎県職員募集
長崎県人事委員会
職種紹介

環境科学

【主な配属先】県民生活環境部、各振興局(各県立保健所)、環境保健研究センターなど

循環型社会に向け、ゴミになる一歩手前を考える
平成30年度入庁
県民生活環境部
資源循環推進課 適正処理指導班

小森 彦太朗

こもり
げんたろう

※勤務先は令和3年度時点

 私たちの暮らしに密接に関わる廃棄物。その発生抑制や適正処理に向けた普及啓発のほか、不法投棄や不適正処理の監視業務を行っています。正しく処理が行われていないと悪臭が発生したり、汚水が海や川に流出したりすることで、近隣住民の生活環境や自然環境にも悪影響を及ぼしかねません。一時期に比べると減少傾向にあるものの、未だ後を絶たない不法投棄や不適正処理事案に対する指導も大切な仕事の一つです。監視業務の一環として、市町や警察等とも連携し、陸・海・空から合同監視パトロールも行っています。
 役目を終え、捨てられるものについてはそこでおしまいではなく、可能な限り再利用や再資源化を図ることで循環型社会の形成を目指しています。そのためには県民の皆さん、一人一人の意識を変えていかなければなりません。ゴミをしっかり分別する、食べ物を残さず食べるなど、私自身も県民のひとりとしてできることから始めています。小さなことかもしれませんが、みんなで取り組めばそれは大きな力になると思います。
 長崎県は離島が多く、自然の豊かさに恵まれています。私自身、学生時代に県外に出たことで、あらためて地元の素晴らしさを実感しました。環境や資源には限りがあります。長崎県の豊かな自然環境と県民の皆さんの安全・安心な生活環境を守り循環型社会を実現するために、これからも知恵を絞っていきたいと思います。

私が考えるナガサキのミライ

 県民をはじめとした人々の交流や自然とのふれあいが増え、地域特有の環境を通じて、環境保全に関する取り組みがより身近なものとして興味をもってもらえるような長崎県にしていきたいです。そのためには、それぞれが暮らす場所の環境づくりに一緒に参加できるような場をつくっていけたらと思います。「長崎県をこれまで支えてきた職員とともに、次は私も支える側になりたい」と県職員を志望した時の思いを忘れず、次の世代が素晴らしいと思えるような長崎県づくりに貢献していくのが私の使命です。

先輩からのメッセージ

 公害に関する規制や指導、環境教育や地球温暖化対策などの普及啓発、自然公園の保護・利用、希少野生動植物種の保護などに関する政策や研究をはじめ、環境科学職は幅広い分野の業務を行っています。環境に関する問題や課題に即効薬はなく、長期的視点で物事をとらえることも必要となってきます。持続可能な社会を目指し、さまざまな分野からミライの長崎県の環境を守るために力を尽くしたいという仲間が増えることを楽しみに待っています。

休みの日の過ごし方

 前々から興味はあったんですが、前任地の島原でキャンプの楽しさに目覚めました。自然に囲まれてのんびりしていると、心が落ち着いてリラックスできます。時間がある時は体力づくりのために30分ほどランニングすることも。結構アクティブです。