【主な配属先】農林部、各振興局など
平成30年度入庁 県北振興局 農林部 土地改良課 |
山口 真歩やまぐち |
※勤務先は令和3年度時点 |
私が勤務する県北地区は水田が多く、たくさんの水を使います。農業において水は必要不可欠な資源。水田に安定して用水を供給できるよう、老朽化して漏水・決壊の危険があるため池の整備工事で監督を担当しています。ため池とは、農業用水を確保するために水を貯め、水が必要な時に取水し、水田へ送水するための人工的に造られた池のこと。農業用ダムとの違いは、水をせき止める堤の高さ。15m未満のものをため池と呼んでいます。ちなみに農林部が所管する「農業用ダムカード」もあるんです。
おいしい作物を育てるために欠かせないため池の改修工事を行うことで、決壊によって起こる農用地、農業用施設の災害を未然に防ぐ目的も。工事の設計や積算、工事全体の監督員など責任を伴う仕事が多く大変だと感じることもあります。しかし、工事を行う中で業者とやり取りがうまくできた時や、その結果、図面通りの構造物が完成した時の喜びはひとしお。
私が農業土木職を志望したのは父親が土木関係の仕事をしていたから。今後は狭小な田畑を大区画化して、大型の機械などを使いながら作業効率を上げる基盤整備の業務にも携わってみたいと思っています。将来の目標は「聞かれたらその場ですぐに答えられるような頼れる人になること」。そのためにも専門的な知識を早く身につけ、よりよい工事が行えるよう少しずつですが経験を積んでいるところです。
私はお隣の佐賀県出身ですが、長崎県が大好きで毎週のように遊びに訪れていました。実際に住んでもっと各地域の魅力を知りたい、長崎県に携わる仕事がしたいという理由から県職員を志望したほどです。どこか懐かしさを感じる農村の風景は、暮らしや文化など人々の営みが感じられるもの。農業が廃れてしまうと、どうしても寂しい風景になってしまいます。この豊かさを守るためにもハード面から農業を支え、農業者にもそれ以外の方にも活気を感じてもらえるような長崎県にしていきたいです。
大変なこともありますが、上司や先輩は優しい人ばかり。特に技術職は同じ職種の中でどんどん仲良くなれるため、質問や相談をしやすい環境です。また転勤や出張で県内各地を回ったり、時には離島に住んだりと長崎県の魅力を全身で楽しめる仕事だと思っています。私は長崎県に住みたくて県職員になったので、離島も含め全エリアを制覇するのが目標!長崎県が好きな方はぜひ一緒に働きましょう。
長崎県のグルメも大好き。特に佐世保バーガーがお気に入りで、時間を見つけてはお店に出かけて味くらべをしています。今の勤務地が県北振興局なので本当に幸せです。県職員は離島勤務もあるので、新たなおいしい食べ物に出合えるのを楽しみにしています。