2023年長崎県職員募集
長崎県人事委員会
職種紹介

林業

【主な配属先】農林部、各振興局、農林技術開発センターなど

幅広い視点とバランス感覚で長崎に新たな風を!
平成30年度入庁
農林部 林政課 森林管理班

森脇 里奈

もりわき
りな

※勤務先は令和3年度時点

 森林整備は木材生産だけでなく、豊かな水資源を育みながら山地災害を防ぐ効果があります。その多面的機能を高めるために、森林の整備や体制づくりを強化。そこで活躍するのが森林GIS。衛星画像等で現場の地形や樹種、生育状況などをパソコンやタブレット上で見られるため、効率的に森林整備の計画を立てることができます。どの木を伐採するか、伐採後の丸太を運ぶ作業道をどういう経路で作るか。もちろん、現場に行かなければ分からないこともあります。しかし私のように経験が少なくても、現場に行く前の事前準備ができるのでとても役立っています。
 このGISをうまく活用しながら林業従事者をサポート。現場での効率的な作業に役立てていただけることに喜びを感じます。しかし、林業従事者の高齢化はクリアすべき課題の一つ。危険と隣り合わせの作業が続き、経験がものをいう仕事であることがその要因なのかもしれません。こうした現状を変えるためにも新しい技術の導入は必要不可欠。伐採・造林の省力化をはじめ、林業収益の向上につながる「新しい林業のカタチ」を提案・構築していくのも私たちの重要なミッションです。
 私の実家は製材所。幼い頃から木材を身近に感じてきました。大学では林学を専攻。地域によって林業の発展は異なり、他県や海外の森林整備や木材流通状況について学びました。その知識をより深めるため、経験を重ねながら林業のスペシャリストを目指しています。

私が考えるナガサキのミライ

 私たちは普段、森林の恩恵を多く受けています。長崎県の林業が魅力あるものとして身近に感じてもらえ、将来の仕事の選択肢として選んでもらえるように。そのためには森林の持つ機能の大切さだけではなく、高性能林業機械や森林GIS等の導入など、新しい林業のカタチを知ってもらう必要があると思います。最近では県内の高校生に向けて林業の魅力を知ってもらい、興味関心を高めてもらうといった活動も。まだまだ男性の仕事というイメージが強いですが、私のように林業に携わる女性は増えてきています。

先輩からのメッセージ

 林業職には森林整備や木材流通、森林土木など多種多様な業務があり、幅広く林業に携わることができます。間伐後にきれいに整備された森林を見ると清々しい気持ちになります。私もこれからいろんな経験を重ねていき、その中から「これだ!」と自分の得意分野を見つけるのが目標。県民の財産である豊かな森林を次世代につなぎ、長崎県の林業をより良くするために。林業のスペシャリストを目指して一緒にがんばりましょう。

休みの日の過ごし方

 パンが大好き。休日になるとパン屋に出かけては、自分好みのパンを見つけるのが楽しいんです。もっちり、ふかふかで、いい香りがして。焼きたてに出合えるともう最高です!なかでもチョコやクルミをたっぷり使ったパンに目がありません。