こども政策局 こども未来課 総務・予算班 |
田川 一成たがわ |
※勤務先は令和3年度時点 |
大学まで長崎県で過ごし、銀行への就職を機に県外へ。前職でさまざまな業界、業種、年代の方とふれ合う機会を通して、いろいろな角度から物事を見ることの大切さを学びました。福岡県で4年、広島県で3年暮らす中で、長崎県での生活との何気ない違いにどこか違和感を持ちながら日々過ごしていました。
「自分のこれまでの職務経験を生かして故郷のために何かできないか。」そんな思いがふと頭をよぎり、思い切って採用試験に挑みました。県職員として新たなスタートを切った今、他県に住んで感じたこと、長崎県でも取り入れることができるような他県のいいところなどを思い出しながら、誰からも長崎県に住んでみたいと思われるようなまちづくりを目指してがんばっています。
現在の配属先は、結婚・妊娠・出産・子育ての一貫した切れ目ない支援に取り組む部署。経済面など多方向からアプローチすることで不安を取り除き、安心して子どもを産み育てることができる社会の実現に取り組み、子どもが夢と希望を持って健やかに成長できる環境の整備に努めています。
県内各所にさまざまな歴史や特色があり、全国的に見てもとてもあたたかみのある県民性だと思います。中心部に遊ぶ場所やショッピング施設などがコンパクトにまとまっているのも魅力です。こうした魅力も県外に出たからこそわかるもの。民間企業で働いてきたスキルや視点を強みに変えながら、長崎県に新しい風を吹き込んでいきたいです。
長崎県は合計特殊出生率が全国的に見ても高い反面、未婚化・晩婚化・晩産化が進んでいるのが現状。安心して子どもを産み育てることができる社会の実現を目指しながら、結婚を希望する方が望む出会いを提供できる環境づくりに努めていくことで、長崎県のミライを支えていく子どもが増えることにもつながると考えます。それと同時に雇用の場をつくることも大事に。長崎県に魅力ある企業を誘致するなど、「ここで働きたい」と思える場所が増えれば人口流出を防ぐ手助けにもなるはずです。少しでも明るいミライとなるよう県職員としての経験を積んでいきます。
今までとは全く違う業界に飛び込んできたので、まずは県政がどのようなものなのか、県が何に対して取り組んでいるのかを理解しつつ、そこで自分のスキルをどう生かすことができるのかを考え、的を絞って行動に移していきたいと思っています。長崎県は人口流出が心配されており、これからを担う若者のチカラが必要不可欠です。長崎県で生まれ育った方も、そうでない方も、一緒になって長崎県のために力を尽くしましょう。
危機管理監 危機管理課 原子力・特殊災害対策班 |
萩田 恵はぎた |
※勤務先は令和3年度時点 |
私の出身は宮崎県小林市。以前、全国勤務の仕事を十数年しており、その中で千葉県や広島県など7回の転勤を経験。各地に住んでみて最も居心地が良かったのが長崎県でした。そこで前職を退職後、長崎県に定住することを決意。ふるさとに戻るという選択肢は不思議とありませんでした。「長崎県のために少しでも自分が役立てることは何だろう」と考えた結果、県職員として県民のために働きたいと思うように。
私は現在、防災に関する知識啓発や訓練、防災体制の整備といった業務を行う課に所属しています。その中で原子力・特殊災害対策班の一員として、原子力災害に対する防災訓練を主に担当。参加機関である自衛隊、海上保安庁、警察、消防等との調整や、訓練に必要な資機材の準備を行うなど万が一を想定したミッションにあたっています。大きな責任を伴う仕事ではありますが、県民の命や財産をしっかりと守る仕事に誇りを持っています。
予算や経理、観光物産など県職員の仕事は業務の幅が広く、勤務地も県全域に及びます。これまでの仕事柄、いろいろなところに行くのが苦ではないし、いろいろな人に出会うのが楽しいタイプ。これからいろいろな部署を経験しながら、自分に合う仕事を見つけていきたいと思います。
歴史や文化、食はもちろん、離島が多い土地柄などあらゆる面でとても魅力的。10年前に初めて長崎県に住んでみて、親身になって他者に接することができるあたたかい人たちの中で、気兼ねなく仕事や生活を送れたことは素晴らしい経験になりました。だけどナマコやクジラを食べる風習にはびっくり。次はどんな驚きに出会えるか今から楽しみです。
長崎県の魅力を多くの人に知ってもらい、私のように長崎県に定住したいという人を1人でも増やすこと。そのために必要なのは環境づくり。定住できる地域、雇用の創出のほか、安心できる子育て等の支援、万が一に備えた防災など取り組まなければならない課題は山積みです。そのひとつひとつに目を向け、取り組んでいけるのが県職員の仕事の魅力でもあります。より良いミライに導けるよう、広い視野で物事を考えられるようになりたいです。
業務の幅が広く、勤務地も離島を含む県内全域。多岐に渡る職種の職員との関わりも多いため、あらゆる経験をしてみたいというチャレンジ精神のある方にはとても魅力的な仕事だと思います。一方で私のように子育て等のための短時間勤務を受け入れてくれる職場でもあり、仕事と家庭の両立を図りたいという方にとっても働きやすい環境です。公私ともにバラエティに富んだ職員が働いているので、安心して県職員を目指してください。