2023年長崎県職員募集
長崎県人事委員会
育児休業

育児休業

男性の育休「取って当然」という時代の流れが背中を後押し
県民生活環境部
男女参画・女性活躍推進室

山本 翔

やまもと
しょう

※勤務先は令和3年度時点

 2人目の子どもの誕生に合わせて2か月半の育児休業を取得。1人目の時は満足に妻をケアすることができず、産後、負担をかけてしまったことをずっと後悔していました。だからこそ2人目ができたら必ず育児休業を取得しようと決意。その頃はちょうど、男性の育休が盛り上がってきていたタイミング。さらに異動直後の私の意向を汲んでくれた上司や同僚の理解があり、また男性職員の育休取得者からリアルな育休体験を聞くことができたのもいい機会に。まさに自分の希望を「時代」と「職場の理解」が後押ししてくれる形となり、心置きなく育休を取得することができました。
 育休中は私がメインで家事・育児を行うことに。1人目の育児の経験がある私でも、この生活を続けると体力的、精神的に結構しんどくて。体力自慢の男性でも、数日間なら勢いでこなせそうですが、数週間単位や数か月単位では到底ムリだと思います。家事・育児は夫婦でシェアしなければいけないと身をもって学びました。それと同時にこれまでの妻のがんばりに対して、感謝の気持ちを満足に伝えていなかったことを反省。育休後は感謝の言葉を明確に伝えるよう心がけています。
 家事・育児はまさに戦場。妻という相棒なくして戦い抜くことはできません。

職場復帰後の休暇制度の活用など

 育休を取得したことで、家事・育児はきついことを実感。妻へ任せきりにせず、早く家に帰る意識がより強くなりました。個人的には育休取得の前も後も変わらず、テレワーク制度を活用。効率よく仕事を進められるし、在宅時間が増えて家事・育児の時間を確保できます。
 育休取得前は月に2回程度でしたが、取得後は週に1回はテレワークで仕事をしています。また年次休暇を1時間単位で取得して早めに退庁することで、子どもの誕生日などのイベント時に家族で過ごす時間を増やすようにしています。

子どもとの楽しみ

 わが子の成長を毎日そばで見ることができるのはうれしいこと。その反面、四六時中、子どもと過ごすのはきつい時があります。だからこそ、「子どもは僕に任せて出掛けておいで」と妻が1人になれる時間をつくるように。また、私が子どもと外出する時は、子どもが好きな路面電車に乗って、親子そろって楽しんでいます。娘に「お父さんと結婚したい」と言われることが夢です!

先輩からのメッセージ

 性別で社会的な役割を分ける時代は終わりました。ジェンダー平等という言葉が流行しているように、これからは男性でも当たり前に家事・育児をこなす必要があります。
 育児休業は家事・育児のスキルを習得、上達させる絶好のチャンス!時代は男性の育休取得を求めています。県庁では男性でも気兼ねなく育児休業を取得できる環境がありますし、復帰後に使える時短勤務や各休暇制度が充実。自分なりのワーク・ライフ・バランスを意識した働き方を見つけてみてください。

制度を活用して育児と向き合う
総務部 学事振興課

西原 彩

にしはら
あや

※勤務先は令和3年度時点

 仕事をしながら社会との関わりを持っていたい。そんな思いから、結婚や出産を機に退職するという選択肢はありませんでした。私はこれまで1年間の育児休業を2度取得。日々の成長を間近で見守ることができ、また、心に余裕を持って子どもに接することができたので良かったと思っています。
 育児休業を取得する前は、時間配分など特に気にすることなく仕事をしていました。しかし、復職後はそうはいかず、早く家に帰って保育園に子どもを迎えに行く必要があります。時間に制約がある中で効率よく業務を行うことを目標に。職場の方々の理解とサポートのおかげで、なるべく早く退庁できるような体制を整えてもらっており、本当に感謝しています。
 また子どもの病気等により急に仕事に行けなくなることも。その場合は民間の病児保育を利用したり、県の休暇制度を利用するなどして対応。最近ではテレワーク制度が導入され、家で子どもを看ながら仕事を行うこともできるようになりました。

職場復帰後の休暇制度の活用など

 復帰後は子どもが2歳になる前日まで利用できる育児休暇を取得し、1時間早く退庁。この制度のおかげで少しでも早く保育園に迎えに行くことができ、「周りの子が早く帰る中、自分だけ取り残される」という子どもの不安を取り除くことができたのではないかと思います。現在は時差出勤制度により、通常勤務より早く出退勤しています。また子どもの急な風邪や発熱に対しては、子1人あたり5日間利用できるこども看護休暇を取得しています。

子どもとの楽しみ

 保育園で鬼ごっこが流行っているようで、最近の公園遊びはもっぱらそればかり。走り回った後はもうヘトヘトです。休日は夫も育児に参加。外に連れ出してボール遊びをしてくれるのでとても助かっています。息抜きも大事なので子どもが寝た後は自分の好きなことをする時間。本を読んだり、動画を見たりしながらリラックスしています。

先輩からのメッセージ

 長崎県庁は出産や育児に関する休暇制度が充実しており、安心して子育て・仕事ができる体制が整っています。私自身も休暇制度の活用や職場の方々の理解とサポートのおかげで、子育てと仕事を両立することができています。女性はもちろんですが、これからは男性が取りやすい環境づくりも必須。うまく制度を活用しながら、メリハリをつけて仕事に取り組んでいきましょう。