【主な配属先】公立小・中学校、県立中高等学校・特別支援学校、教育委員会事務局、教育センターなどの教育機関
入庁2年目 長崎県立長崎鶴洋高等学校 |
斎藤 菜央さいとう |
将来を担う子どもたちのために教育現場をサポート。学校における「教育」以外のバックオフィス業務をまとめて引き受けています。学校で働く教職員の給与・旅費・福利厚生、消耗品や備品の購入・管理、学校施設の維持・管理など多岐に渡ります。私の担当は授業料や校納金の徴収などの歳入や、就学支援金などの補助金の申請事務。現在勤務している長崎鶴洋高等学校には水産科があり、生徒たちが実習で作成したマグロの缶詰などを授業の一環として販売。その売上の歳入を管理するのも大切な仕事の一つです。
このように配属される学校ごとに特色があり、幅広い業務を担当できるのも教育事務の面白いところ。どの学校でも生徒たちのために、さまざまな新しいことを取り入れようと先生が日々がんばっています。学校運営に携わることで、生徒たちの学びを別の側面から支えることができる今の仕事に誇りを持っています。
私が教育事務を志望したきっかけは学生時代に塾講師のアルバイトをしていたこと。子どもと学校のことや家庭のことについて話す機会があり、教育に関心を持ちました。長崎県には離島が多く、特色のある教育ができる一方で、進学など不利な点もあります。私自身も離島出身で、高校進学のために島を離れました。離島に限らず、長崎県全体の子どもたちの将来の選択肢を増やす手伝いがしたいという初心を忘れず日々の業務にあたっています。
将来を担う子どもたちがいきいきと育つことができる、活気あふれる長崎県に。時代の変化に伴い、求められる教育も学びたい内容も変わってきます。子どもたちがさまざまなことに興味を持ち、学べるような環境を整備していくことが必要です。また長崎県は離島も多いですが、住む場所によって教育の選択肢が限られないように。将来の夢や自分の可能性を狭めることのないよう、教育現場に携わる一員としてしっかりサポートしていきたいです。先生とはまた違った視点から子どもたちを見守っていきたいと思います。
県職員の仕事は所属部署ごとに大きく異なるため、さまざまな角度から県民を支えることができます。それは教育事務職も同じ。学校ごとに教育方針も変われば、業務内容も変わっていきます。学ぶことがとても多いですが、同じ職場の先輩に教えてもらいながら経験値を上げていくことができます。子どもたちの学びを手助けし、長崎県に貢献できるやりがいのある仕事です。一緒にがんばりましょう。
1人でドライブしたり、甘いものを食べたり。特にアップルパイが好きなので、いろんなお店のものを食べてみたいです。あとは読書。夢中になって読んでいると、気づいたらかなり時間が経っていたなんてことも。ミステリーは展開が気になって途中でやめられません。