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総合情報誌

農業土木

【主な配属先】農林部、各振興局など

入庁
3年目
島原振興局 土地改良課

秋山 智暉

あきやま ともき

農業者や地域住民の人命と財産を守り抜く

 狭い農地の区画を大きくしたり、安心安全を確保するためのため池や地すべりの整備だったり。農業土木の技術を使いながら農地の生産性を向上させ、農業の振興、地域の活性化に貢献することが農業土木の使命です。私の部署の主な業務は農地防災事業。自然災害を未然に防止、軽減することで、農業生産の維持や農業経営の安定を図ること。それと同時に地域住民の生活を守り、快適で安全安心な暮らしを還元することを目的としています。
 私の担当はため池の整備事業。発注機関として工事の設計や積算、監督を行っています。ため池とは農業用水を確保するための人口の池で、そのほとんどが江戸時代につくられたもの。現在の勤務地である島原半島や県北地域に多く点在しています。ちなみに、雲仙市にある諏訪の池や大村市にある野岳湖もため池なんです。老朽化が進んでいるため池の改修を行うことで、決壊によって起こる農用地や農業用施設への災害を未然に防ぐことができます。2017年7月に福岡県と大分県で発生した九州北部豪雨は記憶に新しいと思います。福岡県の朝倉地方に甚大な被害をもたらした要因の1つに、農業用ため池の決壊があったとされています。こうした大雨以外にも地震が引き金となることも。人命や財産を守るためにも、ため池の改修はとても重要なんです。
 改修で重要となるのが「堤体」。水をせき止めるために土を固めて作られたものです。漏水がないように堤体を改修することで、災害によるため池の決壊を防ぐことにつながります。すべての水を一度抜かなければならないため、工事は数年にわたることも。無事に完了できた時は達成感や喜びがぐっとこみ上げてきます。
メッセージ

頼もしい先輩や上司が背中を押してくれる!

 工事の設計や積算、工事全体の監督員など責任を伴う仕事が多く、自分にできるか不安に思う方もいると思います。しかし誰しもがゼロからのスタートになるので焦る必要はありません。工事の監督員として現場に行くことも多いため、その1つ1つの経験が自信につながります。また県職員は数年単位で異動があります。私は赴任先で多くの方と出会い、その地に貢献していくのが目標です。頼りになる先輩や上司がサポートしてくれるので、自信をもって県職員を目指してください。一緒に長崎県を盛り上げていきましょう。

わたしは長崎をこんな街にしたい

現場の声に耳を傾け未来のために生かす

 現在、長崎県の問題として挙げられているのが人口減少。この問題を解決する手段の1つとして、県民の皆さんが住みやすい街づくりを行うのが私の夢です。工事を進める中で地元の思いや期待、痛みをくみ取り、現場の声に耳を傾けながら、さまざまな角度から農業者や地域住民の暮らしを豊かにできるよう貢献していけたら。農用地や農業用施設を整備することが、農業がしやすい環境につながるという信念を持ち続けたいと思います。