U・Iターン

Uターン
県北振興局 税務部 税務課

熊 亮太

くま りょうた

地元目線とよそもの目線の両方を大切に

 長崎市出身の私は大学進学のため宮崎県に。地域創生に関する学部で地域おこしや地域経済などを学びました。その授業やゼミ活動の中で、長崎県は九州でも人口減少が大きく進んでいる県であるということを初めて知りました。それまでは観光地が多く、華やかな印象を持っていたのでびっくり。でも、それがいいきっかけとなりました。人口減少を少しでも食い止め、住みやすい街づくりにかかわりたいという思いから県職員に。地元へのUターンを後押ししてくれました。
 また私の友人の多くは県外に就職。遊ぶところが少ない、自分のしたい仕事が少ない、都会に住んでみたい。その理由はさまざまでした。まさにこのリアルな声にこそ、人口減少に伴う課題が隠されていると思います。それと同時に、自分が生まれ育ったふるさとを、より多くの方に「住んでよかった」と愛着を感じてもらえるように知恵を絞らなければという覚悟も芽生えました。
 県外に出てみていいこともありました。それは長崎県とそれ以外の都道府県を比較できること。「大学の時に住んでいた自治体はこんな取り組みをしていたのに」と仕事のアイデアにつながりやすく、長崎県を客観的に把握することができるからです。これはとても重要なこと。今後も県外で暮らした経験を生かし、地元目線とよそもの目線の両方を大切にしたいと思っています。
長崎県の魅力とは

 グラバー園や新地中華街など、他県から多くの人が訪れるような観光スポットがたくさんあるところ。そんな華やかなスポットもさることながら、何気ない日常の風景も好きなんです。私の趣味はカメラ。相棒はFUJIFILMのミラーレス一眼レフ。レトロっぽく撮れるところが気に入っています。東彼杵町にある千綿駅の駅舎や南島原の美しい夕日、特急かもめが走る線路沿い。思わずシャッターを押したくなる瞬間がいっぱい。自分が撮った写真が長崎県の魅力アップにもつながるとうれしいですね。

メッセージ

 入庁して驚いたのですが、仕事に対する自身の裁量はとても大きいです。初任地では、県の労働事業で主担当になり、事業の進捗管理から外部との調整、補助金の交付まで上司と相談しながらそのほとんどを任せてもらいました。責任が伴うので、不安を感じることもありますが、それを大きく上回るやりがいや達成感を得ることができます。県庁の仕事は多岐にわたり、規模も大きいため、その仕事のすべてが県民の生活に直結します。皆さんも県政を担う一員になってみませんか。



Iターン
県北振興局 建設部 用地第二課

山村 真人

やまむら まさと

県外出身者ならではの視点を大事に大切に

 私は大分県出身、大学進学のために長崎県へ。グラバー園や中華街をはじめとした異国情緒あふれる街並み、常に国内外から多くの観光客でにぎわう様子に、地元にはない魅力を感じながら学生時代の4年間を過ごしました。大学の専攻は東南アジアの文化と経済成長について。長崎県は古くから歴史的にも諸外国とのかかわりが深く、今もなおアジアの国々と良好な関係を築いています。そのためか県庁には「文化観光国際部」という国際関係に携わる部署が。「国際課」ではなく「国際部」という、部単位の大きな仕事にかかわれることに魅力を感じ、自然と長崎県職員として働きたいと思うようになりました。
 現在赴任している佐世保は、長崎市内とはまた違った雰囲気。米海軍基地があるため、普通に街やアーケードを歩いていても国際色豊か。食べ物も佐世保バーガーやレモンステーキなど、どこかアメリカっぽいエッセンスが入っていて面白いですね。目下の興味は外国人バー。いつか国際関係の仕事がしたいと思い、時間があるときには英語の勉強をしています。なので、生きた英語に触れてみたいですね。
 また長崎県をより良くするためには県外出身者の視点も大事になるでしょう。固定観念にとらわれず、広い視野を持って。県外・海外の方には長崎の素晴らしさを知ってもらい、長崎県出身の方には地元の魅力にあらためて気づいてもらえるように貢献していきたいです。そして定住促進や観光客の増加を通して、第二のふるさとである長崎県を盛り上げていけたらと思います。
長崎県の魅力とは

 坂だらけで大変というイメージがあるかもしれません。確かに坂は多いですがその分、市街地がコンパクトにまとまっているので暮らしやすいんです。そして何より、市街地からも海を一望できるってすごいと思いませんか。この前の夏に、壱岐に赴任している同期のところへ遊びに行ったんですが、離島の海の美しさはさらにすごくて。エメラルドグリーンの海の色に白い砂浜。離島の勤務もありだなと思いました。今では地元の大分弁が出なくなってしまうほど、すっかり長崎県になじんでいます。

メッセージ

 地方公務員だからといって、地元で就職しなければならないという決まりはありません。長崎県に魅力を感じ、地元とどちらで就職するか迷っている方もいるでしょう。そういう方はぜひ、県外出身という視点を生かして、一緒に長崎県を盛り上げていきましょう。私自身もIターンで長崎県庁に就職した選択に後悔は一切ありません。