女性の活躍

企画振興部 政策企画課 総合計画班

荒木 絵里

あらき えり

自分の価値観を仕事にのせていきながら

 「公務員は女性も男性も対等に働ける仕事だよ」。これは就職先を迷っていた私に公務員だった父がかけてくれた言葉です。公務員というと法令の規定に従って、決められた仕事をこなすだけ、誰が行っても同じというイメージを持っていませんか?確かに公務員の仕事は、県民の権利や義務に影響を及ぼすので、中立で公平公正に、法令に則って適正に処理しなればなりません。しかし、法令の範囲内で判断が必要となる場面があります。そんな中で、担当として何に基づいて判断するかというと、最終的には自分の価値観です。
 私はかつて「こども政策局 こども家庭課」という部署で母子保健業務を担当していました。そこに配属されていた時に産休・育休を3年ほど取得。業務で得た知識が実生活に生かされ、また実生活での体験が業務の理解につながったという経験があります。全体の奉仕者である県職員としてはもちろん、1人の女性として、子どもを育てる母として。さまざまな経験を通して築き上げた自分の価値観に基づき、自分の色をのせながら働くことができるのはとても魅力的で達成感があります。女性だから、男性だからではなく、1人の人間としての個性や経験がとても大事に。父の言葉は正しかったと、今も実感しています。
 そして現在、私は次期総合計画の策定業務に携わっています。これは令和3年度から始まる新しい長崎県総合計画の策定を行う、いわば県政の羅針盤をつくる大切な業務です。日々忙しく働きながらも、子どもの学校の役員としての仕事も両立。先生たちとのやり取りや保護者との話し合いの中からも、今の業務に生かせるようなヒントを得ることができます。先日は計画策定の参考にさせていただくため、高校生や大学生との意見交換を行いました。今後もさまざまな声に耳を傾けつつ、自分の色をのせながら、長崎県の明るい未来に向けて力を入れていきます。
私が影響を受けた女性たち

 私にはロールモデルにしている憧れの女性たちがいます。前述の「こども政策局」時代にお世話になった上司で、彼女ら自身も子育てを経験。日々の業務のサポートはもちろん、先輩ママとしてさまざまなアドバイスをしてくださいました。その恩を今度は私が返す番。出産や育児、介護など、さまざまなライフイベントが待ち受ける女性職員をサポートしていきたいと思っています。また子どもが通っていた保育園の園長先生からいただいたメッセージも大切に。「子どもは親の思い通りにはならないが、不思議にも親のようになる」という言葉です。「子どもに過度の期待は禁物。子は親を映す鏡。親がしっかりしないと」という教訓やメッセージが込められているのでしょうが、私は、「自分が楽しく生きていたら、その姿を見た子どもたちも楽しく生きてくれるのではないか」そう解釈しています。今でもデスクの近くに置き、その言葉をかみしめています。

メッセージ

 現在、長崎県では新幹線の開業やIRの誘致、民間による大型プロジェクトなど、未来を大きく変える新たなまちづくりが始まろうとしています。これは100年に1度のチャンスとも言われています。このワクワク、ドキドキ感を一緒に共有しましょう。その一方で、長崎県では全国よりも早く、人口減少や少子高齢化が進んでおり、地域活力の低下などさまざまな課題も抱えています。このため、このチャンスを地域の活性化にしっかりと結びつけることが求められています。課題解決に向けて一緒に悩み、知恵を絞り、行動していきましょう。