若手職員座談会

さまざまな分野で業務に取り組む若手、中堅の職員が、県庁の仕事の魅力ややりがい、長崎県への思いなどを語り合いました。

プロフィール
  • 濱 ひろよ 土木部道路建設課

    土木の知識生かしより良い道路を

    平成27年度入庁。県の道路事業に関わる国との協議や工事の管理、関係者との調整などを担当。休日はドライブと雑貨屋巡り。現在の部署は3年目なので、異動に伴う引っ越しを見据えて断捨離中。
  • 大串 美佳 企画部政策企画課

    生まれ育った地域に貢献したい

    平成29年度入庁。県の重要な施策の企画や推進に取り組む部署で、「新しい長崎県づくり」のビジョン策定や「長崎県総合計画」策定などを担当。県内離島出身で郷土愛にあふれる。食べることが好きで、料理が趣味。
  • 林田 翼 文化観光国際部文化振興・世界遺産課

    国や海外に出向し歴史的瞬間に感動

    平成24年度入庁。外務省やフランス・パリにあるユネスコ日本政府代表部に出向した経験を持ち、長崎にある世界遺産の保存・活用を担当している。二児の父。ランチは庁舎近くの自宅で食べる派。趣味は旅行。
  • 種吉 香菜子 県央振興局農林部長崎地域普及課

    生産者を支援し農業を盛り上げる

    令和2年度入庁。農業職の普及員として、生産者の所得向上や農業振興に取り組む。担当は花き。好きな花は長崎県で生産が盛んなトルコギキョウ。休日は買い物や旅行で過ごす。赴任地で名所や店を巡るのも楽しみ。

県職員を目指したきっかけは?

:父が長距離トラックのドライバーなので、将来は道路整備に携わりたいと思っていました。また中学2年の時に東日本大震災が起こり、何か人の役に立てることはないかと思い、土木が学べる高校に進学しました。学んだことを地元で生かして、今までお世話になった方々に恩返ししたかったので長崎県庁を選びました。

大串:県内の離島出身で、母校が廃校になるなど人口減少の影響を肌で感じていました。生まれ育った地域のために幅広い分野で貢献することができればという思いから長崎県職員を目指しました。

林田:大学進学で県外に出て、初めて外から長崎を見ることで、それまで気付かなかった故郷の大切さや良さを身に染みて感じる経験をしました。長崎に戻ってこの魅力を県内外に広く伝え、これからの長崎県づくりに貢献できたらと考えました。

種吉:私は地元で就職したいと考えていたので、選択肢の一つとして長崎県職員がありました。農業職の就職説明会に参加し、農業産出額が8年連続で増加している長崎県の農業の魅力や職員の熱意に引かれました。

実際に働いてみて

:長崎県では高規格道路や生活道路などの整備をしています。土地を買う部署や工事を発注する部署、工事業者の方などいろいろな方と協力しながら道路ができあがっていくのは達成感があります。

大串:働き始めるまでは、公務員に対して堅いイメージがありましたが、実際には新たなアイデアや若手としての考えを求められる場面も多々あり、そういったクリエーティブな面が意外でした。異動のたびに新しい分野に触れることができ、その都度勉強しないといけないことはたくさんありますが、自分の成長につながっているという実感もあります。

林田:一つの事業にさまざまな部局や多くの職員が関わっていること、文書の文言一つをとっても細かく根拠づけながら丁寧にチェックを行った上で、情報として公開されているプロセスを知り、驚きました。担当業務は個人に割り当てられますが、一人で抱え込むのではなく、課内や班内で話し合いながら検討する体制が整っています。

種吉:生産者と直接話す機会が多く、初めは仕事のルールや慣れない方言、専門用語に戸惑いましたが、優しい先輩職員に助けてもらいながら一つずつ乗り越えてこられたと感じています。職場は想像していたよりもアットホームで、とても働きやすいです。

やりがい、チャレンジしたいこと

:私は初めて担当した道路が完成した際、地元の方や道路利用者の方に「とても走りやすくなった」「歩道ができて、車を気にせず安心して歩けるようになった」と言っていただいたことがとてもうれしかったですね。何か大変なことがあっても、その時の言葉を思い出して頑張っています。今後は道路や土木に関する資格取得にも挑戦したいです。

大串:採用後初めての配属が福祉関係でした。民間事業者の方から、「今までで一番良く対応してもらえた」とお礼をいただいたことがとてもうれしく、「働いていて良かった」とやりがいを感じ、自信もつきました。それをきっかけにめげずにいろいろ勉強してチャレンジしていきたいなというふうに思い始めました。

林田:入庁3年目に外務省へ出向し、その後フランス・パリのユネスコ日本政府代表部で2年間勤務する機会をいただきました。英語が流ちょうに話せるわけではないので、とにかくがむしゃらにやっていました。長崎にある二つの世界遺産の登録決定という歴史的瞬間に現地で立ち会えたことは、人生の中でも代えがたい喜びです。業務を通して心から尊敬できる上司や先輩職員と出会えたことも財産になっています。

種吉:普及指導員は農業生産者の課題を見つけ、チームや関係機関を巻き込みながら、課題解決へ向けて自分で考えてアプローチできます。自分が支援したことが生産者の役に立ち、「ありがとう」と言ってもらえると、とてもうれしいです。

長崎の好きなところ

:精霊流しやおくんち、ランタンフェスティバルなど季節ごとにイベントがあって、日本の文化だけでなく、いろいろな国の文化が楽しめるところです。

大串:どの市町に行っても、その土地ならではのおいしい食べ物や歴史や文化、美しい景色があって楽しめるところが魅力だと思います。

林田:「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と「明治日本の産業革命遺産」という、どちらも海外との交流の窓口であった長崎県ならではの世界遺産があることです。時代を超えて受け継がれた長崎県が世界に誇る宝です。

種吉:農業が盛んで、私が担当する花きの生産も盛んなところです。全国的に高齢化が進む中、長崎県の花き生産者は若手が多く、元気のある産地であることも魅力の一つです。

県職員あるある

:マラソンのガチ勢が多いと感じます。スポーツの好きな人や健康志向が高い人が多いのかな。マラソン大会のニュースに、知ってる先輩が映ることがあります。

大串:離島勤務を目いっぱいエンジョイできることは、長崎県職員ならではのあるあるだと思います。上五島に赴任した時はとても楽しかったです。離島は職員が少ないのでそれだけ結束が強くなって、当時一緒だった職員とは今でもまだつながりがあります。

林田:同期が各年度100人くらいいて、絆が強いと思います。若い頃は夜遅くまで飲んだりしていました。多くの同期が結婚した今も家族ぐるみで交流しています。困った時に助け合える、かけがえのない存在です。

種吉:県内のいろいろな所に異動があるので、県のことに詳しい方が多いです。○○に行くと言うと、「あそこの店がおいしいよ」「こっちの道が近いよ」などと教えてくれます。

休日の過ごし方

:ドライブしておいしいコーヒーを探したり雑貨屋さんに行ったりしています。県庁内にバスケのグループがあるので、参加して体を動かしています。

大串:休日はゆっくり寝ていることが多いですが、たまに早起きしてパン屋さんに行っています。また、食べることが好きなので、おいしそうなお店を見つけて食べに行ったりもします。

林田:3歳と1歳の子どもがいるので、休日のほとんどは一緒に過ごしています。子どもの体力は無限大なので、一日の終わりは疲れ切ってしまいますが、逆にエネルギーをもらう面もあり、仕事の活力になっています。

種吉:買い物に行ったり、旅行に行ったりしています。県内のさまざまな地域に異動するので、自分の赴任地をはじめ、県内各地のお店や名所を巡り、新しい魅力を見つけられるのが楽しみになっています。

県職員を目指す人にメッセージ

:「地元が好きだから」「福利厚生がしっかりしている」など、気軽に長崎県職員を選択肢の一つとして考えていただけたらと思います!

大串:県の仕事は多岐にわたります。異動のたびに新たな分野に携わるので、大変なこともありますが県の魅力の再発見にもつながりますし、やりがいを持って業務に取り組めると思います。県内外から選ばれる長崎県を一緒につくっていきましょう!

林田:長崎県は多くの課題を抱えていますが、その解決の高い壁にも明るく前向きにチャレンジできる風土があります。仕事もプライベートも充実させることができる長崎県で皆さんと一緒に働けることを楽しみにお待ちしています。

種吉:農業職は、行政、研究、普及といろいろな立場から農業者を支援することができます。そしてその一つ一つが、長崎県の農業の発展につながっていくやりがいのある仕事です。農業は難しい課題も多いですが、知恵を出し合い、長崎県の農業を盛り上げていきましょう。

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