長崎振興局長崎港湾漁港事務所港湾課
令和4年度
長崎市、長与町、時津町の港湾や海岸の管理、施設点検、工事の予算要求のほか、長崎港に寄港するクルーズ船の対応も行っています。初めて寄港する船の場合は、港湾関係者に説明会を開き、周知するのも業務の一環です。また、長崎港松が枝埠頭に大型船2隻を接岸できるようにする2バース化事業や、長崎港ターミナルなどが立地する長崎市元船地区の整備計画などにも携わっています。
所属する計画班は、港湾・海岸施設の適切な維持管理に向けた計画業務を行っています。港湾台帳や海岸台帳の更新作業では、工事後に地図の図面が変わった場合に、修正・更新する業務です。施設点検は5年に1度ぐらいの頻度ですが、前回の点検から設備の劣化が進んでいないかを細かく確認しています。工事の際は、施設の周辺住民の方々への説明会も欠かせません。住民の方々を不安にさせないためにも丁寧に分かりやすく説明することを心がけています。
担当した更新工事が完了し、きれいな状態になったものを見たときや、県民の方々が更新した施設を利用している様子を見たときにやりがいを感じています。また、施設点検の際に上司やOBからその施設が整備された歴史的な経緯などを教えてもらうこともあるので、知識が深まって仕事へのモチベーションが上がります。
県外の大学に通っていた4年間、長崎を離れていましたが、その間に長崎駅周辺を中心に、まちの風景が大きく進化していました。学生時代に帰省した際は、西九州新幹線(武雄温泉-長崎)の開業前でしたが、長崎市宝町付近の国道202号をまたぐ橋桁が完成していました。長崎県が「100年に1度の変革期」を迎える中、土木分野の仕事で進化し続ける長崎県に貢献したいという思いが強くなりました。
県外に出て行った人たちが戻ってきたいと思える長崎県にしたいです。私も元々は長崎に戻るつもりはありませんでしたが、県外で暮らしてみて実感したのは、都会よりも長崎県の方が成長する伸びしろがあるということです。土木の力で、まちが進化しているというのが目に見えて分かるので、そういった魅力を発信できたらと考えています。
長崎市出身なので地元のことはほとんど知っているつもりでしたが、長崎県職員になってから初めて知った情報の方が多く、新鮮な気持ちで地元長崎を楽しめるようになりました。入庁前は、長崎県職員は堅苦しいというイメージでしたが、休みも取りやすく、レクリエーションを通じて、さまざまな部署との交流もあります。ぜひ、土木分野の仕事で、未来の長崎県を一緒につくりましょう。