農林部農政課長
農林部は「若者に選ばれる快適でもうかる農林業」の実現を目指し、農地の基盤整備や、スマート農林技術の導入による生産性の向上、農産物の輸出拡大など、さまざまな取り組みを通じて長崎県の農林業を支えています。
農政課は、農林施策の企画や予算、部内の総合調整などを担っています。農林業者の所得向上のために農林部職員の総力を結集して取り組むことができるよう「縁の下の力持ち」のような役割を果たしています。
また、課長としては、職員一人ひとりがワークライフバランスを保てるよう働きやすい職場環境づくりを意識し、職員とのコミュニケーションを大事にしています。
農政課では、令和5年度男女3人の職員が育児休業を取得しています。私自身も子育てをしながら仕事をしてきた経験もあり、職員がプライベートも仕事も充実しイキイキとした毎日を過ごして欲しいと思っています。
県は広域行政を担っているため、多様性のある県内各地域を総合的に支える仕事ができます。将来のビジョンについて、県民の皆さまと語り、お互いの思いが重なって、「ありがとう」などと声を掛けられたとき、とてもやりがいを感じます。県には多くの部局があるので、目の前の仕事に真摯に取り組み、公務員としてのスキルを積み重ねることが大事だと実感しています。私も入庁以来、さまざまな部局で各分野の専門知識を身に付け、庁内外に人脈を広げてきました。管理職になると幅広い知識やマネジメント力が必要になり、これまでの経験の全てが役に立っています。子育てをしながら仕事を続けるのは大変なこともありましたが、家族や職場の皆さんの支えもあり、頑張ってきて良かったと思っています。
県外の大学に進学し、3年生のときに所属したゼミがたまたま「行政法」(地方自治法)でした。地方行政を学び官庁で働く先輩たちの話を聞くうち、全く知らなかった公務員の仕事にも興味を持つようになりました。また、学生時代の平成2年に雲仙・普賢岳噴火活動が起こり、連日の報道を見るうちに郷里の長崎県のためにと意識するようになりました。そして、国家公務員よりも地方公務員の方が住民の生活に近く、より地域に貢献できるのではないかと考え、地元に戻ることを選びました。
地域の皆さまに県の施策が届くことで、幸せを感じワクワクする長崎県にしたいです。そのため、県の思いが一方通行にならないよう、私自身も県民の一人として客観的な視点を忘れないようにしています。また、地域において何が課題なのか、課題解決のために何が必要なのかなどその根底にある原因をしっかりと分析し、目の前の「点」だけではなく、将来を見据えて「線」で考えるようにも心掛けています。県庁は、ひとりで仕事しているわけではありませんので、組織力を生かして、ワクワクする長崎の実現に向け取り組んでいきたいです。
長崎県は、意欲と学ぶ姿勢があれば誰もが成長できる職場です。ワークライフバランスに配慮された働きやすい環境も充実しています。公務員だからこそ、出会える人や経験できることも多くあり、それが仕事をするうえでの自分自身の財産(強み)となります。
不確実性が高まり、行政課題も幅広い時代です。新しい発想や多様性を持ち、世の中の変化に柔軟に対応できる若い人の感性が必要となっています。長崎県の明るい未来のために一緒に働いてみませんか。