長崎県警察本部警務部情報管理課
令和3年度
警察が保有する情報を管理・運用する部署です。県内の各警察署や警察庁、他の都道府県警などとのネットワークの維持や警察署からの情報をまとめるのに便利なシステムの開発も手掛けています。警察職員の端末が故障した際も、窓口として対応しており、日ごろの警察活動が円滑に行えるよう支えています。情報管理課は、長崎県警察の事務職員では唯一、3交替制勤務(当番日、非番日、週休日の原則繰り返し)を行っています。
警察官が捜査を行う上で必要な情報を提供しています。警察には過去に蓄積された膨大な捜査情報があり、刑事部、生活安全部など捜査を行う警察官の依頼に応じて、必要とされる情報を抽出して提供しています。比較的、警察官との関わりが多い仕事です。個人情報をはじめ、機微な情報を取り扱うため、細心の注意を要します。例えば、同姓同名の個人情報を間違えて提供しないよう、生年月日などさまざまな観点でチェックしています。
一つ一つの仕事が捜査に直結する仕事であり、緊張感と責任感を持って取り組んでいます。捜査に直接関わり犯人の逮捕など事件解決に繋がる仕事ということにやりがいを感じ、こうした業務の積み重ねが県民の方々の安全・安心につながっていると感じます。今、勤務している職場は相談もしやすく、心温かい上司に恵まれ働きやすいです。
警察事務の仕事を知ったきっかけは、高校2年生の秋に、警察官志望の友人に誘われて参加した警察や企業の合同説明会でした。体力に自信がないため、警察官は職業選択になく、自分と全く関係がない世界に映っていました。ところが、説明会で話を聞き「警察官をサポートすることで長崎県の平和に役立てる形がある」と知り、志望しました。高校2年生の終わりから書店で専門の参考書や問題集を買って、勉強を重ねました。
県内各地でコンビニの店員さんが詐欺を未然に防いだり、長与町で中学生3人が、帰宅できなくなった全盲の方を助けるなど、県民の方々が事件を防いだり、地域の方を助けたりするニュースがあふれています。警察が先頭に立って活動するのはもちろんですが、県全体で詐欺を警戒したり、困っている人を助けたり、警察でなくても全員で助け合える長崎県であり続けたいと思っています。そのために、私も警察事務の仕事に熱心に取り組み、警察活動を支えたいです。
長崎県警察では警察事務の職員が約400人います。異動はありますが、さまざまな分野に挑戦できる面白さはこの仕事ならではです。何より長崎県に貢献できるやりがいのある仕事です。警察官をはじめ、経験豊富な先輩たちから学びながら、一緒に力を合わせ未来の長崎県をつくりませんか?